日本の豊かな季節を感じられるビールづくりを目指している「Open Air」は、神戸市の小学校の給食室をリノベーションした新しいブルワリー。神戸で公共空間を市民がシェアする社会実験にルーツをもち、ビールの醸造を通してさまざまな人々がオープンに時間や空間を共有するオルタナティブな未来をビールを通じて実現するプロジェクトからスタートしている。

その「Open Air 湊山醸造所」が、5月にオープンを予定しているタップルーム「神戸元町店」の前面歩行者空間に、「ほこみち制度」を活用したストリートファニチャーを展開するためのクラウドファンディングを2022年4月4日より開始。定番3種と季節限定ビールを、4月26日から公式オンラインショップにて販売する。

ヘッドブルワーは元「NOMCRAFT」醸造責任者Ben Emrich氏

コンパクトな市街地で市民が公共空間を共有する活動を活発に行っている神戸市ではURBAN PICNICやSTREET TABLEなど、数々の社会実験が行われてきた。

「Open Air」は、これらの社会実験と同様に、ビールを通して人々がまちを共有する未来を創るためにはじまった神戸の新しいブルワリープロジェクトだ。2022年4月から醸造をスタートし、5月中旬、神戸の中心地のひとつである元町に、Open Airの旗艦店としてのタップルーム「神戸元町店」がオープンする。店の前にある三宮中央通りは、歩道を使ってにぎわいを創出するために国土交通省が指定する歩行者利便増進道路(通称:ほこみち)制度の全国第一号。

今回のクラウドファンディングでは、ほこみち制度を使って歩道にイスやテーブルなどを置き、クラフトビールを路上で楽しむオープンエアの風景が公共空間の活用事例となることを願っている。

ヘッドブルワーを務めるのは、ポートランド出身のBen Emrich(ベン・エムリック)氏。和歌山の「NOMCRAFT BREWING」で醸造責任者として技術を高めた後、神戸の新しいブルワリープロジェクト「Open Air」に参加した。その醸造技術は、ノムクラフト時代に多くのファンを魅了したビールづくりからも大いに期待されている。

画像: 醸造責任者 Ben Emrich(ベン・エムリック)氏

醸造責任者 Ben Emrich(ベン・エムリック)氏

「Open Air」についてのインタビュー

――Open Airは、他のビールと何が違うのですか?
Ben:ブルワー(醸造家)は普通、自分の感性でビールを作っており、確立されたスタイルをもっています。ただ、スタイルをもつことによって、自分のビールの特徴に気がつかず、人の意見を遠ざけてしまうとしたら、それは残念なことです。Open Airは、その名のとおり、オープンネスを大切にしたビールづくりをめざしています。お客さまのアイデアやフィードバックをもとに、常に変化し続けるスタイルを創っていきたいと考えています。私たちのオープンネスによって、ビールのテイストがどう変化するかを表現するのは難しいですが、ぜひその違いを体験してみてください。日本にはすばらしいビールの世界があり、エキサイティングに進化しています。私たちのビールだけでなく、日本の他のブルワリー(醸造所)のビールも試して、その個性を確かめてほしいと願っています。
ー-どんな人にOpen Airビールを飲んでもらいたいですか?
Ben:私は、クラフトビールを飲んだことがない人が初めてクラフトビールを試し、この世界に触れる姿を見ることが大好きです。彼らの目が輝き、初めて見る新しいビアスタイルに興奮するのを見るのは、とてもエキサイティングです。日本の4大ブルワリー以外のビールについて何も知らない人にビールを飲んでもらうだけでなく、一緒に飲みたいと願っています。

日本の四季を感じられる、オープンエアにぴったりのビール

「Open Air」の定番ラインアップは3種類。
これに豊かな季節の移りかわりをビールと一緒に楽しむために、毎月5種類ほどの新しいレシピづくりにチャレンジする予定だ。

画像: 日本の四季を感じられる、オープンエアにぴったりのビール

<Open Air Pale>
ペールエールモルトと2-Rowモルトを使用することによる、しっかりとしたバックボーンが特徴です。シトラス、フラワー、ウッド、ココナッツなどの複雑なフレーバーをもつタラスのシングルホップで醸造することによって、Pacific North Westの今の雰囲気を出しています。レシピはシンプルですが、タラスの特徴を活かして、ユニークな深みのある味わいに仕上げました。

<Open Air IPA>
ピルスナーモルト、ウィーンモルト、クリスタルメイプルモルトを使用した、軽くてさわやかなニュースクールIPAです。シトラとモザイクが新しいスタイルのフルーティーさを、モトゥエカがライムのような柑橘系の香りを、コメットがパンチを、シムコーが松のような香りをそれぞれ与えています。IPAを意識させる苦味はありますが、強すぎるということはありません。すっきりとした風味の酵母 “ルトラ・クヴィーク” を使うことによって、モルトのフレーバーを引き立たせています。

<Rotating Hazy>
Hazy、New England IPA、DDH、Juicy IPAなど、どんな呼び方でも構いません。このスタイルは、進化しつづけるスタイルに楽しみが詰まっています。だからこそ、Open AirはスタンダードなHazyを作るのではなく、新しいレシピのHazyをマンスリーにお届けすることにしました。毎月、手に入る限り最新のホップを使用し、新しいJuice Bombを作り続けます。

Open Airは2022年4月4日より「READYFOR」にてクラウドファンディング開始。
プロジェクト支援者には5月8日(日)に開催予定のオープンブルワリーへの招待や、初醸造のビール、オリジナルグッズなど、オープンエアを楽しむためのリターンが各種用意されている。

141年の歴史をもつ旧湊山小学校の給食室をリノベーションした醸造所「Open Air(オープンエア)湊山醸造所」。神戸の市街地活性化を目指したこの新しいビールプロジェクトに期待せずにはいられない。

【「Open Air 湊川醸造所」クラウドファンディングプロジェクト概要】
実施期間:2022年4月4日〜4月28日
目標金額:120万円
プロジェクト名:「クラフトビールを通して、都心の歩道をオープンな交流空間に変えよう!」
プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/openair
(2022年4月4日公開予定)
公式WEBサイト:https://openair.beer
公式Instagram:https://www.instagram.com/openair.brewing/
公式Twitter:https://twitter.com/OpenAir_Brewing
公式Facebook:https://www.facebook.com/openair.brewing/

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