スッキリさわやかなポルトガルのワイン、ヴィーニョ・ヴェルデ。夏のイメージがあるが、それだけではもったいない。いろいろな食事と合わせやすいから四季を通して楽しめるし、冬の温かい料理に合わせてキリッと冷やして飲んでもとても美味しい。

画像: 別府岳則氏。「カーヴ・ド・リラックス」プランニング・マネジャー兼バイヤー。ヴィーニョ・ヴェルデのコンテスト「ベスト・オブ・ヴィーニョ・ヴェルデ・インターナショナル」審査員を務める

別府岳則氏。「カーヴ・ド・リラックス」プランニング・マネジャー兼バイヤー。ヴィーニョ・ヴェルデのコンテスト「ベスト・オブ・ヴィーニョ・ヴェルデ・インターナショナル」審査員を務める

「ポルトガルは魚介やお米をたくさん食す国。料理の味付けもシンプルでやさしいので、日本人には親しみやすいですよ」と、ヴィーニョ・ヴェルデワイン協会のセミナー講師を務める別所岳則氏は話す。大西洋に面するポルトガルは、世界第2位の漁獲量を誇る(3位は日本)。海沿いのお店では店頭でモクモクと煙を上げながら焼き売りする魚が名物で、家庭やレストランでは、大きな鍋で魚介を煮る鍋料理がごちそうだ。タラの干物は家庭料理の定番食材、お米についてはヨーロッパ最大の消費国となっている。

魚にお米、と聞けば日本の食卓のイメージにも近い。ということは日本の食卓でもヴィーニョ・ヴェルデはバッチリなはず。「お寿司との相性を探ってみよう!」と、ヴィーニョ・ヴェルデワイン協会がマリアージュを提案し、実証した。会場となったのは大森海岸の「松乃鮨」。お店の4代目手塚良則氏が腕を振るった。ヴィーニョ・ヴェルデのワイン全20種と合わせた。

画像: 「松乃鮨」の手塚良則氏。以前はスキーの選手として活躍し、イタリアやスイスなどヨーロッパでウインタースポーツのツアーコンダクターも務めた。帰国後に4代目を継ぐ。今年行われたG20大阪サミットでは、ファーストレディーの会で寿司を披露 。寿司とワインのマリアージュを追求し、お店のワインリストも充実させている

「松乃鮨」の手塚良則氏。以前はスキーの選手として活躍し、イタリアやスイスなどヨーロッパでウインタースポーツのツアーコンダクターも務めた。帰国後に4代目を継ぐ。今年行われたG20大阪サミットでは、ファーストレディーの会で寿司を披露 。寿司とワインのマリアージュを追求し、お店のワインリストも充実させている

万能だったのが『ロゼ』(カーサ・ド・ヴァレ)。程よいタンニンがあり、マッチングが難しい魚卵とも相性が良く、赤酢を使ったシャリとも合う。樽熟成させた白『グランド・エコーリャ』(カステル・デ・ヴェントゼラ)や、赤ワイン『ヴィーニョ・ヴェルデ・ティント・ヴィニャオン』(アルカ・ノヴァ)は、アナゴや赤身にベストマッチ。万能の1本を選ぶのは難しいが、「ソアリェイロ」の『アルバリーニョ』などは軽やかながらしっかりとした骨格があり、赤身や中トロ、白身、貝類など多くのネタに寄り添った。手塚氏は「一つ一つのネタにワインをそれぞれ合わせるのは実際には難しいですが、ヴィーニョ・ヴェルデは素直な味わいですから寿司ネタとのマッチング範囲は広い。お寿司と一緒に楽しむのにはもってこいのワインです」と語った。

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