シャンパーニュ・メゾン「クリュッグ」は2020年1月から醸造家チームの組織変更を行った。これまで、最高醸造責任者であったエリック・ルベル氏は、副代表に就任し、後任にジュリー・カヴィルさんが就任した。

 カヴィルさんは2006年からクリュッグのワイン醸造チームの一員として、エリック氏の右腕として活躍してきた。国内上位のビジネススクールで学んだ後、コミュニケーション担当者としてキャリアを積み、6年間大手広告代理店で経理部長として勤務。夫とともに大のワイン愛好家であり、2002年にシャンパーニュ地方を訪れたことをきっかけとしてワイン産業の道へ入ることを決意。

 ランス大学で3年間ワイン醸造について学び、ワイン醸造の国家資格を取得。2006年にワイン醸造家およびテイスティング委員としてメゾン・クリュッグの一員となった。2017年には醸造責任者として、才能豊かなチームと共にワイン醸造の発展と持続に取り組み、2020年に最高醸造責任者に就任した。

画像: 最高醸造責任者に就任したジュリー・カヴィルさん

最高醸造責任者に就任したジュリー・カヴィルさん

 エリック氏はシャンパーニュ地方に生まれ、ランス大学ではワイン醸造学を専攻、10年間「ドゥ・ヴノージュ」で就業。ここでアンリ・クリュッグ氏の目に留まり、彼の後任として1998年にクリュッグの最高醸造責任者に抜擢される。

 2020年からメゾンの副代表兼取締役に就任。メゾンの最高醸造責任者として、21年間の経験を生かし、生産者との関係強化、メゾンの醸造チームへのサポートを継続して行う。また今後は、マーケティング&コミュニケーションの業務を行い、教育や技術の伝承に関するプロジェクトにも参加していく。

画像: 副代表のエリック・ルベル氏

副代表のエリック・ルベル氏

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