「静岡の天ぷら屋さんで、それと知らずにこのグラスで白ワインを飲んでいたことがあるんですよ。いいグラスだったので、思わず『これどこの?』と店主に尋ねました」と開口一番、「エスキス」総支配人の若林英司氏。
『ザ・ジャンシス・ロビンソン ワイングラス』『ザ・ジャンシス・ロビンソン ステムレスグラス』は、イギリスのプロダクトデザイナーであるリチャード・ブレンドン氏と、ワインジャーナリストでMW(マスター・オブ・ワイン)のジャンシス・ロビンソンさんがコラボレートして完成させたワイングラス。
一般にワイングラスは、ワインのスタイルに合わせてそれぞれに適した形状のものを使うことが、ワインのポテンシャルを引き出すための定石とされている。が、このグラスはそれを逆手に取り、「さまざまなスタイルのワインに適応し、高い専門性と美しいデザイン性に優れた万能グラス」であることをコンセプトに掲げる。
ブルゴーニュの赤ワインをこのグラスに注いでみる。いわゆる大ぶりで丸い形状のブルゴーニュ・グラスとは対照的な卓上の風景だ。
「まずステムを手にした時のハンドメイドならではのフィット感が素晴らしい。ボウルの薄さや台の安定性といい、家庭のみならずファインダイニングでも充分通用するクオリティーです。テイスティングしてみると、ピュアな果実の集中力が増し、ストレートに上ってくる。原料のブドウこそが大事、という今の時代のワイン観にフィットしたグラスと言えるでしょう」
初見では、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨンやシラー、貴腐ワインに最適なグラスではとの印象を抱いたという若林氏。
「それは裏を返せば、開発にあたってブルゴーニュはネックだったと想像します。それを見事にクリアしてきましたね」
実際製作にあたっては、無鉛最高級クリスタルを用いて、手吹きによりこの軽さと美しさ、あらゆるワインを美味しく味わえる形状の精密さと完成度をなし得るには、熟練の職人による高い技術が求められたという。
「家庭で使うことを考えても、シルエットが仰々しくない。コンパクトで収納にも困らない。手の小さな女性でも底まで洗いやすく、拭きやすい。お二人ならこれ2脚あれば、それだけで充分ですね」
いかにも繊細に見えて食洗機OKというのもうれしい。これなら、ワイン好きの方へのギフトにもきっと喜ばれるに違いない。
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