イタリア、ロンバルディア州のスパークリングワイン『フランチャコルタ』の売上本数が2000万本を超えたと発表があった。

 2021年1~2月はコロナウィルスまん延により、厳しい規制やホスピタリティー業の閉鎖など、不安定な状況が続いたが、3月からは非常に好調な4カ月間が始まりまった。完全なロックダウンとパンデミックの拡大で急落した2020年の同時期に比べ、2021年は4月から5月にかけて、ピーク時には200パーセントにも達する大幅な成長率を記録した。

 またこれほど劇的な伸びではなかったものの、下期の売上も前年を大きく上回り、2021年は全体で28.3パーセントの数量増で幕を閉じた。

 輸出は10.3パーセントと安定しており、各国別ではスイスが全体の22.2パーセント(2020年比+22.1%、2019年比+28.5%)を占め最も高く、これに続くのが輸出総額の12.4パーセント(2020年比+71.7%、2019年比+8.4%)を占める米国、そして日本(輸出総額の11.9パーセント)、ドイツ(輸出総額の8.3パーセント)、ベルギー(輸出総額の5.4パーセント)。

画像: 「フランチャコルタ協会」会長のシルヴァーノ・ブレシャニーニ氏

「フランチャコルタ協会」会長のシルヴァーノ・ブレシャニーニ氏

「フランチャコルタ協会」会長のシルヴァーノ・ブレシャニーニ氏は「家庭外消費が大幅に減少し、その影響を抑えようとした2020年を経て、21年は、一部の市場ではまだ規制があり必ずしも安心できるニュースではなかったものの、特に春以降は非常に良い結果を出すことができました」とコメント。

「ネガティブな影響に対抗し、ポジティブな時期を十分に生かすことができたことで、私たちフランチャコルタの名にふさわしい品質と地位は、将来にわたっても揺るぎないものであると確信しています」と話している。

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