イタリア シチリア島を代表する生産者の一つ「ドンナフガータ」は、2026年5月27日に「レボン快哉湯」(東京・上野)で体験型イベント「SENTO Etna」を開催した。シチリア島を象徴するエトナ山と日本の富士山という2つの火山文化を軸に「Transformation(変容)」をテーマとし、ドンナフガータのブランドストーリーを、空間・食・ワインを通して体験できる時間となった。

6代目としてワイナリーに参画したガブリエラ・ファヴァ―ラさんが来日
ドンナフガータは1983年に、名門ラッロ家の4代目であるジャコモ・ラッロ氏が創業したワイナリーだ。1990年代、5代目のジョゼとアントニオがそのビジョンを継承し、新たな時代へ突入した。そして、2022年に6代目となるガブリエラ・ファヴァーラさんが新たな章へ導く。

「SHUNNOKITCHEN」主宰の二部桜子さん
当日はエトナおよびパンテッレリアを代表する5種のワインをフードペアリングとともに、楽しんだ。料理は東京・蔵前で「心と体、地球にやさしい食をプロデュース」する「SHUNNOKITCHEN」(主宰・二部桜子さん)が手掛けた。

『ボリッチーナ ゴールド 2020年』と「SHUNNOKITCHEN」が手掛けた料理
『ボリッチーナ ゴールド 2020年』はファッションブランド「DOLCE&GABBANA」がコラボレーションしたスパークリングワイン。品種は火山性土壌で育ったネレッロ・マスカレーゼ。黄金の輝きを帯びたロゼスパークリングのワインは、パンのような香りと柑橘類やカシスの香りが調和した印象。滑らかな口当たりで、キリっとしたさわやかさが心地いい。フードフレンドリーな1杯。
ペアリングは「ホワイトアスパラガスの春巻き(中央)と。

『スル・ヴルカーノ ビアンコ 2022年』
続いて、カリカンテ種から造られる『スル・ヴルカーノ ビアンコ 2022年』。柑橘類や白い花、ミネラルのニュアンス、そして塩味を伴ったフレッシュさが感じられる。ラベルには力強い火山の女神が描かれている。これは地元の人々がエトナ山を「La Montagna(山)」と呼ぶことに由来している。
このワインには「野菜と魚介のタルトレット」と。

『サル・ヴルカーノ ロッソ 2021年』
『サル・ヴルカーノ ロッソ 2021年』はネレッロ・マスカレーゼから造られる。果実味やスパイス、バルサミコ、森を思わせるスパイスが調和。シルキーなタンニンに地中海らしいエネルギーが印象的。
ペアリングは「鰹の炙りを使った生春巻き」と。

『フラゴーレ 2021年』
エトナ山の北側斜面「Contrada Montelaguardia(コントラーダ・モンテラグアルディア)」で生まれる力強いワイン。ネレッロ・マスカレーゼ由来のベリー、スパイス、カカオ、タバコ、森のニュアンスが重なる。
ペアリングは「ラタトゥイユ」(写真左)と。

『ベン・リエ 2023年』
最後に登場したのは『ベン・リエ 2023年』。パンテッレリアで天日干ししたジビッボから造られる最高峰のデザートワイン。レーズン、アプリコット、柑橘類、オレンジピール、ハチミツなど複雑な香りを持つ。当日の最後を締めくくるのに相応しいワインとなった。
デザートの「発酵あんこと無花果の最中 マスカルポーネ添え」と。

レボン快哉湯

快哉湯は1928年に建築され、町の人々が集う銭湯として愛され続けていた。しかし、建物や設備の老朽化により2016年に惜しまれつつ、営業を終了することとなった。
「人々の記憶が詰まったこの建物を未来に残したい」というオーナーの想いを受け継ぎ、「rebon Kaisaiyu(レボン快哉湯)」プロジェクトがスタート。木札の下駄箱や、番台、壁に描かれた富士山の絵など、銭湯の雰囲気を残しつつ、新たな集い場として生まれ変わった。
現在はカフェ、ロースタリーとして機能している。自家焙煎のコーヒーを銭湯の建物で楽しむことができる。
住所:〒110-0004 東京都台東区下谷2-17-11
電話番号:03-5808-9044
営業時間:平日 11:30~19:00 土日祝 11:00~19:00
定休日:不定休


