コート・ドールのサントネに本拠を置く「ドメーヌ・デュ・シャトー・フィリップ・ル・アルディ」が、大規模ドメーヌの新たなモデルケースとして注目されている。2019年以降、醸造体制を刷新し、2021年に「シャトー・ド・サントネ」から「ドメーヌ・デュ・シャトー・フィリップ・ル・アルディ」に改称、2024年ヴィンテージから100%オーガニック認証を取得した。この数年の動きは、しばしば相反する規模拡大と品質の両立を目指す戦略として進められてきた。

ドメーヌの名称変更は「ブランド刷新」ではなく畑の統合によるもの

現名称「ドメーヌ・デュ・シャトー・フィリップ・ル・アルディ」は、1395年にガメイの引き抜きとピノ・ノワールの栽培を命じたことで知られるブルゴーニュ公フィリップ・ル・アルディ(豪胆公)がこのシャトーを所有していたことに由来する。歴史上の人物名を冠する判断は、コート・ド・ニュイからコート・シャロネーズまで散在する所有畑を単一のアイデンティティの下に束ねる意味を持つ。特定の村名を掲げた「シャトー・ド・サントネ」の名称を続ければ、他地区の畑は常に「副次的なもの」と映るからだ。加えてINAOからもサントネとの混同を招くとして改名を求められていたという。改称は、ドメーヌの拡大に伴うねじれを解消するための必然でもあった。

1997年にフランスの大手銀行、クレディ・アグリコル・グループの傘下に入った「ドメーヌ・デュ・シャトー・フィリップ・ル・アルディ」(当時は「シャトー・サントネ」)は、現在は同グループのワイン部門「クレディ・アグリコル・グラン・クリュ(CA Grands Crus)」が管理している。自社畑は98ヘクタールに及び、取り扱いアペラシオンは17、キュヴェの数は55に上る。メルキュレ、サントネ、サン・トーバン、ポマール、コルトン、シャンボール・ミュジニー、ジュヴレ・シャンベルタン、クロ・ド・ヴージョと連なるポートフォリオはブルゴーニュでも屈指の広がりを持つ。とりわけメルキュレの15ヘクタールの白ワイン用畑は、同地区最大の所有者でメルキュレ白の評価形成において無視できない位置を占める。

画像: 14世紀〜15世紀のブルゴーニュ公国時代に流行したこの地方特有の彩色瓦屋根が美しい(右)。シャトーの庭には、1599年に国王アンリ4世から贈られた、樹齢400年を超えるプラタナスが聳え立っている(左)

14世紀〜15世紀のブルゴーニュ公国時代に流行したこの地方特有の彩色瓦屋根が美しい(右)。シャトーの庭には、1599年に国王アンリ4世から贈られた、樹齢400年を超えるプラタナスが聳え立っている(左)

体制刷新とスタイルの転換

現在の体制を牽引するのは、クレディ・アグリコル・グループのワイン部門を率いるアン・ル・ナオール氏と、2019年にドメーヌのディレクターに就任したジャン・フィリップ・アルシャンボー氏である。ル・ナオール氏はボルドーの「シャトー・グラン・ピュイ・デュカス」などグループ傘下のシャトーを管理しており、グループ全体を俯瞰する立場にある。そして、シャブリのシモネ・フェーヴルで経験を積んだアルシャンボー氏の醸造哲学がこれに組み合わさり、スタイルは明確に方向転換した。

醸造上の主眼は「過度な抽出を避け、ピノ・ノワールの純粋な果実味とテロワールの記憶を反映させること」に置かれている。ピジャージュはほとんど行わず穏やかなルモンタージュを主体としてタンニンの質を洗練させている。また、赤ワインでは新樽比率を25%以下に抑えて果実味の新鮮さを守ることに徹している。一方で熟成は18ヶ月程度まで延長し、複雑さと構造を確保する。抽出を弱め、その分を時間で補う設計だ。

画像: 木桶とステンレスタンクが並ぶ醸造所。ピジャージュはほとんど行わず、穏やかなルモンタージュを主体とする

木桶とステンレスタンクが並ぶ醸造所。ピジャージュはほとんど行わず、穏やかなルモンタージュを主体とする

「以前のワインが悪かったわけではありません。しかし、それはどこか標準化された、どのミレジメも似通ったものでした。私たちが求めているのは、飲む人の感情を揺さぶる、クリマの差異が明確に表現されたワインです」とアルシャンボー氏は説明する。

オーガニック認証は気候変動対応の一環

2024年ヴィンテージからの全面的なオーガニック認証も、マーケティング上の訴求以上に栽培リスク管理の文脈で捉えられている。台木とクローンの多様性を保持して病害リスクを分散させる研究が続き、急斜面では伝統的な「エシャラ(1本杭)」栽培が復活した。畑ごとに最適解を追求する姿勢は手間のかかる選択だが、気候変動下での復元力の確保という目的からは合理的だ。

画像: シャトー入口近くのドメーヌの畑。区画ごとに最適解を探る栽培が続けられている。一部はエシャラ仕立て

シャトー入口近くのドメーヌの畑。区画ごとに最適解を探る栽培が続けられている。一部はエシャラ仕立て

試飲レポート:2023年ヴィンテージが示す「多様性の美」

取材当日は気温が40度を超える暑さだったが、石造りのセラーは静謐な冷気に満ちていた。ここで、リリースが始まった2023年ヴィンテージを中心に、白6、赤7の計13アイテムとクレマンを試飲した。2023年は収穫期に38度の熱波に見舞われた異例の年ながら、ワインには驚くべき新鮮さが保たれている。

白ワイン:精度と豊かさの融合

メルキュレ・ヴィラージュ・ラ・ブリガディエール 2023年[14.5点/20]
(シャルドネ100%/約5ha)

ドメーヌが誇る単一区画。オックスフォーディアンの泥灰土(マルヌ)と泥灰質石灰岩の上に広がるメルキュレのなかでも、標高が高く北向きのこの区画は、暑い年でも見事な緊張感を保つ。白い花と柑橘の皮の爽やかな香り。シャープな酸が全体を引き締め、後半に石灰質由来のミネラル感が残る。「メルキュレの中で最もシャブリに近い」と称される通りの凛とした佇まいだ。

メルキュレ・ル・クロゾー 2023年[15.5点/20]
(シャルドネ100%/3〜4ha)

ラ・ブリガディエールが緊張感の表現であるとすれば、こちらは香りの複雑さと中盤の膨らみで応じる。ほのかなスパイスに熟した果実が重なり、口中では厚みが素直に伸びる。グラス売りで最も費用対効果の高い1本だ。

画像: 白ワイン:精度と豊かさの融合

メルキュレ・プルミエ・クリュ・レ・ピュイエ 2023年[16点/20]
(シャルドネ100%)

一級畑の白。抜栓直後はやや閉じており、時間とともに造り手の言う「マティエール(内容)」が立ち上がる。石灰質由来のミネラルが芯を通し、輪郭はあくまで硬質。2〜3年の瓶熟を経てからが本さらに興味深くなるだろう。

サントネ・プルミエ・クリュ・ラ・コム(白)2023年[15点/20]
(シャルドネ100%)

一級ラ・コムは赤で知られるが、この日は白も供された。コート・ド・ボーヌ南端に近いのサントネは、石灰岩から泥灰土、石灰の団塊へと下る重層的な地質を持つ。同じ村のボールペールより輪郭は穏やかで、ふくらみのある果実味が前に出る。

サントネ・プルミエ・クリュ・ボールペール 2023年[16.5点/20]
(シャルドネ100%)

サントネ北部、シャサーニュ・モンラッシェ側の一級畑。30%以上の新樽を用い、より複雑な構造を目指す。骨格は精密で、火打ち石を叩いたような還元的なミネラル香が力強い果実味と木樽のニュアンスに溶け込む。スパイスを思わせる陰影も加わり、コート・ド・ボーヌの偉大な白が持つべきエネルギーと優雅さを備える。

サン・トーバン・アン・ヴェスヴォー 2023年[15.5点/20]
(シャルドネ100%)

シャサーニュとピュリニーの背後に位置し、モンラッシェのすぐ傍らに位置する丘の村。区画は白色の粘土質で石灰質が強く、勾配32%を超える急斜面もある。手作業の負荷は大きいが、その勾配こそがこのワインの張りを生む。かつては樽香の強いワインだったが、現在のスタイルへの転換を最も顕著に示す一本となった。アプリコットを思わせるリッチな果実味がありながら決して重くなく、真っ直ぐに通る酸が細く長いフィニッシュへ導く。アルシャンボー氏が「ようやく理想のバランスに到達した」と語るのも頷ける。

画像: この日試飲に供された2023年ヴィンテージを中心とするラインナップ。白6、赤7の計13アイテムにクレマンが加わった

この日試飲に供された2023年ヴィンテージを中心とするラインナップ。白6、赤7の計13アイテムにクレマンが加わった

赤ワイン:果実の躍動とテロワールの深み

メルキュレ・ヴィラージュ・レ・シャン・ミショ 2023年[15点/20]
(ピノ・ノワール100%)

2023年から単一キュヴェとして独立した新顔。以前は「ヴィエイユ・ヴィーニュ」のアッサンブラージュ用だったが、品質の高さから独立させた。泥灰土と赤い粘土質というメルキュレの典型的な土壌を素直に映す。「果実をそのまま噛み締めたような」瑞々しさが弾け、潰したイチゴやグリオット(サクランボ)の香りが溢れる。赤い果実はクロカン(歯切れのよい)と呼びたくなる質感で、タンニンは驚くほど滑らか。

サントネ・レ・プラロン・ドゥシュ 2023年[16点/20]
(ピノ・ノワール100%)

村の地質を上から下まで縦断するような区画構成を持つ村名クラス。抜栓直後は明らかに閉じており、果実はまだ内側にある。時間とともに輪郭がほどけ、素直な赤い果実と土のニュアンスが現れる。一級畑と同じ丁寧な造りは余韻の伸びで分かる。

サントネ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・タヴァヌ 2023年[16.5点/20]
(ピノ・ノワール100%)

1930年代に植えられた古樹から造られる、ドメーヌを象徴する一本。ルミニーへと続く斜面の連続性のなかで、区画ごとのニュアンス差が最も明瞭に出る一級畑である。サントネのなかで最も繊細で、絹のようなタンニン。黒系果実の深みがあり、濃縮していながら精密な酸が全体を支える。飲み込む瞬間の構造は官能的でさえある。

サントネ・プルミエ・クリュ・ラ・コム(赤)2023年[17.5点/20]
(ピノ・ノワール100%)

この日の白眉と言ってよい。クロ・ド・タヴァヌが繊細さと緊張で訴えるとすれば、ラ・コムは密度と持続で応える。果実は熟しているが甘ったるさに転ばず、タンニンは細やかで、余韻は長く尾を引く。

ポマール・プチ・クロ 2023年[16点/20]
(ピノ・ノワール100%/モノポール)

ボーヌとヴォルネイの間、コートがオータン側へわずかに傾く場所にポマールはある。粘土石灰質の土壌は岩片混じりの礫で水はけがよく、酸化鉄が土を赤く染める。この日当たりのよい乾いた土壌が、ポマールらしい力強さを生む。前述のサントネとは対照的に筋肉質で凝縮感があり、ダークチェリーやスパイス、土のニュアンスが厚みのある果実味を支える。長期熟成のポテンシャルを感じさせる、堂々たるポマールだ。

サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・ブルジョ 2023年[15点/20]
(ピノ・ノワール100%)

標高250メートルから400メートルへ、緩やかに、やがて急に立ち上がる斜面。ロワン川がつくった扇状地に始まり、鉄分を含むウーライトが散る砂利質土壌が広がる。第一印象はスパイスの効いた香り。果実は前に出過ぎず、細身の骨格に沿って引き締まった余韻へ向かう。

アロース・コルトン・レ・ブリュネット・エ・プランショ 2023年[17点/20]
(ピノ・ノワール100%)

コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌを結ぶコルトンの丘。斜面には燧石(火打ち石)混じりの石灰の礫を含む赤褐色の土壌が広がる。典型的なアロース・コルトンと呼ぶべき香り。赤い果実の華やかさの奥に鉄と石を思わせる硬質な芯があり、タンニンは若いうちから輪郭がはっきりしている。

締めくくりは、2020年を初ヴィンテージとするクレマン・ド・ブルゴーニュ、グラン・デュカル「クレマン・ド・リュー」。サン・トーバンの丘の特定区画で育ったシャルドネ100%で造る、ドメーヌの新たな挑戦を象徴するキュヴェである。48〜60ヶ月の長期瓶内熟成を経て、シャンパーニュにも引けを取らないクリーミーでふくよかな質感を備える。ドサージュを2g/Lに抑えたことで塩気のあるミネラル感が際立ち、食前酒としてだけでなく料理とのペアリングでも真価を発揮するだろう。

昼食で確かめた「食卓との距離」——ニュイ・サン・ジョルジュ「ブルジョン」

画像: 昼食の席にて、アン・ル・ナオール氏(左)。手前はコルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ 2023年。右はグラン・デュカル「クレマン・ド・リュー」エクストラ・ブリュット ミレジム 2020年。ラベルにはブルゴーニュ公の紋章と「FONS BONI ET SANI(善良と健康の泉)」の銘が入る

昼食の席にて、アン・ル・ナオール氏(左)。手前はコルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ 2023年。右はグラン・デュカル「クレマン・ド・リュー」エクストラ・ブリュット ミレジム 2020年。ラベルにはブルゴーニュ公の紋章と「FONS BONI ET SANI(善良と健康の泉)」の銘が入る

試飲の後、昼食に向かったのはニュイ・サン・ジョルジュのレストラン「ブルジョン(Bourgeon)」。ブルジョンとはブドウの「芽」のこと。

昼食会でサービスされたワインリスト

グラン・デュカル「クレマン・ド・リュー」2020年(ブラン・ド・ブラン)
サン・トーバンの丘に位置する区画のシャルドネ100%で造られるスパークリング。この日は、デゴルジュマン(澱抜き)の時期とドサージュ(補糖)の量が異なる2種類(2025年2月デゴルジュマン、ドサージュ3g/L、 2026年3月デゴルジュマン、ドサージュ2g/L)が比較のために供された。

コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ 2023年
ドメーヌが2020年から開始した、信頼関係にある生産者との「ブドウ交換」によって造られるネゴシアン・ワイン。サバのマリネなどに合わせて供された。

シャンボール・ミュジニー・ヴィラージュ・レ・フレミエール 2022年
2019年にドメーヌが取得した、シャンボール・ミュジニー上部の優れた区画から造られる。

シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ボード 2021年
ヴィンテージの個性がより強く反映された一本として、仔牛の料理に合わせ、上記のヴィラージュ2022年と並べて供された。

ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・プティット・シャペル 2019年
現ディレクターのジャン・フィリップ・アルシャンボー氏が就任した2019年、彼にとって最初のヴィンテージにあたる一本。食事の終盤、チーズに合わせて供された。

画像: (左)ブドウの古木を皿台に用いたアミューズ・ブーシュ (右)ホースラディッシュを利かせたラディッシュのペスト、ピスタチオ、塩レモン

(左)ブドウの古木を皿台に用いたアミューズ・ブーシュ
(右)ホースラディッシュを利かせたラディッシュのペスト、ピスタチオ、塩レモン

画像: メイン:クラヴィジー農場の仔牛の背肉。黒ニンニクとグリンピース、春野菜を添えて デザート:ショコラにヘーゼルナッツのチュイル、ニワトコの花

メイン:クラヴィジー農場の仔牛の背肉。黒ニンニクとグリンピース、春野菜を添えて
デザート:ショコラにヘーゼルナッツのチュイル、ニワトコの花

画像: 昼食の席で赤が注がれる(右)。左はシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ レ・ボード 2021年とコルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ2023年

昼食の席で赤が注がれる(右)。左はシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ レ・ボード 2021年とコルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ2023年

画像: ジュヴレ・シャンベルタン1級プティット・シャペルの区画標。2019年以降に強化された、コート・ド・ニュイ側のポートフォリオを象徴する畑である

ジュヴレ・シャンベルタン1級プティット・シャペルの区画標。2019年以降に強化された、コート・ド・ニュイ側のポートフォリオを象徴する畑である

日本市場の観点からは、いくつかの論点が浮かぶ。第一に、ブルゴーニュ価格の高騰と為替環境により、コート・ド・ニュイの村名クラス以上は飲食店のオンリストが年々難しくなっている。その中で、メルキュレやサントネといった相対的に価格競争力のあるアペラシオンで品質を引き上げる同ドメーヌの方向性は、実務的な選択肢として意味を持つ。とりわけメルキュレ白は、コート・ド・ボーヌ白の代替として提案しやすい価格帯にある。

第二に、オーガニック認証は日本の小売および飲食におけるサステナビリティ訴求と親和性が高く、2024年ヴィンテージ以降は説明のしやすい商材となる。第三に、シャンパーニュ価格の上昇を背景に、長期熟成・低ドザージュのクレマンへの関心が高まっており、クレマン・ド・リューはこの需要に合致する。いずれも、同ドメーヌの強みである。

画像: (左)ブドウ園を訪れ、畑でガメイ(コトー・ブルギニョン)のボトルを開けるジャン・フィリップ・アルシャンボー氏。(右)98haの所有畑と55のキュヴェを示すドメーヌのマップ

(左)ブドウ園を訪れ、畑でガメイ(コトー・ブルギニョン)のボトルを開けるジャン・フィリップ・アルシャンボー氏。(右)98haの所有畑と55のキュヴェを示すドメーヌのマップ

訪問を通じて感じたのは、巨大な資本(クレディ・アグリコル)の後ろ盾がありながら、その現場では驚くほど職人的で、土地に根ざしたワイン造りが行われているという事実だ。

「約100haという規模は、私たちを弱くも強くもします。しかし、一つひとつの区画(クリマ)を理解し、その個性を尊重し続ける限り、それはブルゴーニュの魔法を体現する武器となるのです」とアルシャンボー氏は語る。

フィリップ・ル・アルディがガメイを禁じてから600年余り。皮肉なことに、現代の「ドメーヌ・デュ・シャトー・フィリップ・ル・アルディ」はジュヴレ・シャンベルタンの近くに少量のガメイを植え、遊び心溢れる高品質なガメイ・ワインも試作している。この伝統への敬意と、硬直しない柔軟な姿勢こそが、新生ドメーヌ・デュ・シャトー・フィリップ・ル・アルディをブルゴーニュの新たなトップドメーヌへと押し上げる原動力となっている。

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