プロセッコ・スペリオーレDOCG保護協会が来日し、11月5日にプロセッコ・スペリオーレDOCGのジャパン・プロモーションを開催。午前中にセミナーを行い、午後にウォークアラウンド・テイスティング、そして夜は、浅草の「割烹 天ぷら 金泉」でガラディナーを行った。
塩でいただくてんぷらと、プロセッコのミネラル感は好相性! 程よい酸味と塩味がてんぷらの旨味をぐっと引き上げる。
参加した生産者の一人、「ベッレンダ」のオーナー、ウンベルト・コスモ氏は、約25年前から何度も日本に来日している日本通。5年前に来た時は富士山に登ったというコスモ氏、今回は「昨日、日本料理教室に行ってきたよ!」というほど、日本好きだ。普段から料理をするだけあり、料理教室は「どの料理も楽しかった」と言いつつ「だし巻き卵だけ、巻くのにちょっと手こずったね」と笑う。
和食とプロセッコの相性を聞くと「初めて来日した時から、プロセッコは日本食に絶対に合うと思っていたよ! 私たちが造る『コネリアーノ・ヴァルドッビアデネ・プロセッコ・スペリオーレ・ブリュット“セイ・ウノ”リーヴェ・ディ・カルペジーカ 2017年』は、しっかりとした味わいだから、しゃぶしゃぶなどの肉料理といいね。プロセッコのタイプによって、合う日本料理もさまざま。『コネリアーノ・ヴァルドッビアデネ・プロセッコ・スペリオーレ・ブリュット 2018年』は、少し残糖を感じる味わいだから、砂糖の甘味を感じる煮物、エクストラ・ドライタイプにはお好み焼きがぴったり。ドライなタイプの『コネリアーノ・ヴァルドッビアデネ・プロセッコ・スペリオーレ・ドライ“レイ”リーヴェ・ディ・カルペジーカ 2016年 メトド・クラッシコ』はレバーの焼き鳥やあん肝がお勧めだよ」
「覚えた日本料理をイタリアで再現したいと思って食材もいっぱい買った」とニコニコ話すコスモ氏。帰国をしても、プロセッコと和食との相性探求が続きそうだ。