今年、新たな最高醸造責任者にローラン・フレネ氏を迎えた「メゾン マム」。この新最高醸造家のお披露目が11月に行われた。フレネ氏はオンラインを通じて登場し、フランスの「パスツール研究所」の脳神経学者のガブリエル・ルプゼ氏とともに、革新的なテイスティングを行った。
まずメゾン マムのアイコンである『マム グラン コルドン』をはじめとする4種類のシャンパーニュを通常のグラスでテイスティングした後、今回特別に開発した数種のグラスでもテイスティング。テイスティングしているそれぞれの人の「香りの記憶」により、香りの強弱や印象が異なること、またグラスの形状によっても味わいや香りに影響することなどをレクチャーした。
新最高醸造責任者であるフレネ氏は、シャンパーニュ地方、モンターニュ・ド・ランス地区の出身。代々ワイン造りを行っている家系で育ち、ランス大学でワイン学、生物学や生化学を学び、フランスや海外でワイン醸造技術者として勤めた。その後2006年にシャンパーニュ「メゾン・アンリオ」の最高醸造責任者に就任。ワイン醸造に関するノウハウとシャンパーニュテロワールの知識、また品質への強いこだわりを持って、メゾンの発展に大いに貢献した。2020年1月、メゾン マムの最高醸造責任者に就任した。
メゾン マム 公式HP https://www.mumm.com/ja-jp/homepage