1986年 か ら 35 年 に わたって世界中に愛されてきた「ルイ・ロデレール」を代表するキュヴェ『ブリュット・プルミエ』を終売。10月1日より、新た な スタンダード ・ キュヴェ 『コレクション 242 』を発売開始した。
240年以上の歴史を持つシャンパーニュメゾン「ルイ・ロデレール」
1776年創業の歴史あるシャンパーニュメゾン「ルイ・ロデレール」。創業以来、家族経営のスタイルを守り続け、大手シャンパーニュメゾンとしては珍しい242ヘクタールもの自社畑を所有。2000年以降は、オーガニックやビオディナミ栽培に着手。環境にやさしいブドウ作りに取り組んでいる。
このオーガニックビオディナミへの転換により、ブドウの熟度が格段にあがり、安定的に高品質なブドウが収穫できるように。その結果、新たなスタンダード・キュヴェが誕生した。
新たなスタンダード・キュヴェ『コレクション 242』
「『コレクション242』は、よりテロワールを重視したい。毎年同じ味わいを目指すのではなく、ブレンドによって異なるヴィンテージやテロワールを表現する、新しいコンセプトのスタンダード・キュヴェなのです」と醸造責任者のジャン・バティスト・レカイヨン氏は言う。
その年に収穫したブドウで造ったワインをベースに複数年のリザーブワインをブレンド。リザーブワインは、大樽で熟成したものと、2012年からワインを毎年継ぎ足して熟成させたパーペチュアル・リザーブワイン(シェリーのソレラ・システムのように毎年継ぎ足し熟成させるリザーブワイン)の2種類を使用。そうすることにより、繊細で複雑な味わいに仕上がるという。
『コレクション242』のベースワインは2017年だ。「香りはフレッシュなレモン、そしてヘーゼルナッツやスモーキーさ、ミネラルのチョーキーさも感じます。シャルドネ由来の甘く熟した果実の香りとオークからくるスパイス香が複雑さを与える。すべての要素が高いレベルでまとまっているシャンパーニュです」と言うレカイヨン氏。
味わいは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのピノ・ノワールとムニエがジューシーで柔らかなキャラクターを添えており、余韻にはエネルギッシュでフレッシュな印象が続く。
ラベルには、ヴィンテージごとに3桁の数字を表記。創業年からのアッサンブラージュの回数をナンバリングしているという。バックラベルにはリザーブワインのヴィンテージ情報を記載し、ワインの熟成や飲みごろを飲み手に伝える。
エノテカ「ルイ・ロデレール」紹介ページ