シャンパーニュ地方アイ村に拠点を構える「シャンパーニュ・ラリエ」。「Réflexionsシリーズ」から新たに『R.021』『R.021 ロゼ』を発売するにあたり、最高醸造責任者ドミニク・ドゥマルヴィル氏が来日。東京・銀座の「ESPRIT C. KEI GINZA」で、ローンチパーティーを開催した。

「シャンパーニュ・ラリエ」最高醸造責任者ドミニク・ドゥマルヴィル氏
フランス・シャンパーニュ地方でグラン・クリュ(特級畑)に格付けされているアイ村。この地で1906年に創業、119年を超える老舗メゾンが「シャンパーニュ・ラリエ」である。今回来日した最高醸造責任者ドミニク・ドゥマルヴィル氏は、5年前に現職に就任。
今回発売となったシグネチャーシャンパーニュ「Réflexions(リフレクション)シリーズ」の『R.021』と『R.021 ロゼ』は「私が収穫からブレンド、瓶詰そしてドザージュに至るまでの全工程を監修した初めてのシャンパーニュなんですよ」と胸を張った。
リフレクションシリーズはノン・ヴィンテージながら、主に特定年のワインを使用し、リザーヴワインのブレンドを最大30パーセントに制限しているのが特徴。R.021、R.021 ロゼともにその名称から分かるように、それぞれ2021年産のワインが70パーセント用いられている。
「2021年は、春は霜、初夏は異常に雨が多くて湿度が高くブドウの生育にとってはかなり厳しい条件でした。ただ幸運なことに8月の末から9月にかけては、素晴らしい天候となり、収量こそ少なかったものの、きれいな酸味をもつ高品質のブドウを収穫することができたのです」
「このシリーズのもう一つの大きな特徴は、メゾンのシグネチャースタイルである“ピュアさ”“フレッシュさ”“凝縮感”“深み”の4つを完璧なバランスを体現化しているところです」
さらに「私が最高醸造責任者になっての初の試みとして、これまでシャルドネとピノ・ノワールのみだったところにムニエを7パーセント加えました」と続けた。
「なぜか?というと、ムニエが好きだから(笑)。実は品種の特性であるクリスピーで生き生きとした酸が、4つのスタイルをさらに高みに導くと考えたからです」
その目的は達成されたのはもちろん、ムニエはワインに柔らかな丸みももたらしたようである。

「ESPRIT C.KEI GINZA」シェフ・杉本昌久氏
R.021、R.021 ロゼのお披露目会場となったのは、「ESPRIT C.KEI GINZA(エスプリ・セー・ケイ・ギンザ)」。パリの三ツ星フレンチレストラン「Restaurant KEI」のオーナーシェフ小林圭氏と室町時代後期創業の和菓子屋「とらや」がコラボレートし、昨年夏に誕生したダイニングだ。
「119年を超える名門メゾンから、ムッシュ・ドミニクをお迎えすることができて非常に光栄です。通常はアラカルトのみの営業なのですが、今回はラリエのシャンパーニュに合わせた特別コースを用意いたしましたので、お楽しみください」と杉本昌久シェフが挨拶。コースは料理6皿の構成で、R.021、R.021 ロゼを含む6種類のシャンパーニュをペアリングするという豪華さである。
美味なのはもちろん、「とらや」とのコラボから生まれた最中を使用したスターター、小林圭氏が料理監修をした映画『グランメゾン・パリ』のオマージュメニューである『オマールブルー海老フライ』が登場するなど話題も尽きない。プレステージ・キュヴェ『ウヴラージュ』も振舞われ、贅を尽くした宴は盛況のうちに終了。R.021、R.021ロゼの素晴らしい門出となった。

アミューズ/『赤しそのグラニテ ヨーグルトのムースタルト イベリコの生ハムのニョッコフリット』×『R.021』

スターター/『最中 キャビアクリスタルKEIセレクション オホーツク産毛蟹グリビッシュ』×『ブラン・ド・ブラン』

オードブル①/『アメーラトマトのサラダ アーモンドミルクとバジル』×『ロリドン グラン・クリュ』

オードブル②/『北海道グリーンアスパラガスの炭火焼き モリーユ茸 ソースサバイヨン』×『ウヴラージュ』

メイン①/『オマールブルー海老フライキャビアクリスタルKEIセレクションソースグリビッシュ』×『ミレジム 2014年』

メイン②/『フランス・ランド産仔鳩のロティ 味噌のコンディメント』×『R.021 ロゼ』

デザート/『ヴァシュラン』
【問い合わせ先】CAMPARI JAPAN㈱ TEL. 03-6455-5810
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