シャンパーニュ「ドン ペリニヨン」の最高醸造責任者を28年間務めたリシャール・ジョフロワ氏が、富山県立山で造る日本酒「IWA」が発表されました。それを受けジョフロワ氏の友人としてこのプロジェクトを応援する児島速人氏がインスタグラム「le_plaisir_de_toyama」を始動。IWAと料理の相性を綴っています。児島氏とジョフロワ氏の出会いから、プロジェクトを支援することになった経緯、「le_plaisir_de_toyama」の全容、IWAについて紹介する連載です。

Vin de Bonheur、そしてLe Plaisir de Toyamaへ

「Vin de Bonheur」は、2017年にスタートした少人数制のワインと料理のマリアージュサロンです。その最大のコンセプトは、「家庭再現」。家庭で再現できるという前提で、その中でのベストの味、コスパ、そして最高のワインと料理のマリアージュを追求するものです。

まずはテーマとなる国と地域を決め、そこの代表的な料理を探ります。次いでその地域の良質で比較的コスパの良いワインを選定し、紹介しています。

通常、マリアージュは料理を軸にそれに合ったワインをソムリエが選定する。ですが、ここではまずは良質なワインありき。それに寄り添うように料理を研究し創作していきます。ワインの選定と解説は私、料理の制作は妻、マリアージュ研究は2人で行っています。

著名なシェフの作る料理は確かにとても美味しいのですが、それならばレストランへ行かなければなりませんし、それなりのコストもかかります。日常的にそれらに行ける人は限られるでしょう。逆に全く手間を省きたければ、スーパーやコンビニでお惣菜を買ってきて、そのまま食べればすむことです。

「家庭再現」の極意は、その中間。

家庭の主婦が多少の工夫でコスパ良く、より美味しい料理を作り、そして何よりもマリアージュ相手の「IWA」と最高の相性を示すこと。それに尽きるのです。

これまでVin de Bonheurでは、ブルゴーニュ地方、ボルドー地方、アルザス地方やカリフォルニア州といったワインの定番産地とその地域の料理のみならず、“加賀料理とブルゴーニュ・ワイン”というような組み合わせもありました。この場合、エスカルゴバターやオリーヴオイルを加賀料理に仕込んだり、例えば治部煮には赤ワインを煮詰め、バターを溶かしこんだソースを加えるなどの工夫をして、ワインとのより良い相乗性を目指しました。

「Le Plaisir de Toyama」では、この手法を応用し、IWAとそれに合うように研究した料理とのマリアージュを、徹底的に追及していきます。リシャールの希望もあり、料理のジャンルはボーダレス。どこの料理であれ、IWAにマッチすることがポイントです。(つづく)

画像: Vin de Bonheur、そしてLe Plaisir de Toyamaへ
画像: Vin de  Bonheurでは、ワインに料理を寄り添わせるために、料理側に仕掛けをする。ブルゴーニュの赤はもともと鴨との相性はいいが、治部煮全体として相性を最大にするために、通常の治部煮にブルゴーニュの赤ワインを煮詰めてバターを加えたものを入れた。合わせたのは「オリヴィエ・ルフレーヴ」の『ヴォルネイ 2012年』。治部煮に若干のワインの酸味とバターの風味、そして複雑さが加わり、最高の相性を見せた。

Vin de Bonheurでは、ワインに料理を寄り添わせるために、料理側に仕掛けをする。ブルゴーニュの赤はもともと鴨との相性はいいが、治部煮全体として相性を最大にするために、通常の治部煮にブルゴーニュの赤ワインを煮詰めてバターを加えたものを入れた。合わせたのは「オリヴィエ・ルフレーヴ」の『ヴォルネイ 2012年』。治部煮に若干のワインの酸味とバターの風味、そして複雑さが加わり、最高の相性を見せた。

(児島速人)

ワインエデュケーター、ワイン教本著者、ワインコンペティション審査員。 JSA認定シニアソムリエ、アジア初のSWE認定CWE。元JSA理事、元米国SWE本部理事・日本およびアジア支部長。シェリーエデュケーター、日本酒利き酒師、ブルゴーニュ利き酒騎士コマンドゥ―ル。航空会社在職中より20年にわたり「児島塾」を通して1000名を超えるJSAソムリエ、ワインエキスパートを育成。2000年以来『児島速人CWEワインの教本』『同 ワインの問題集』他を出版、教本はヨーロッパのグルマン賞でベスト教本賞を受賞し、韓国語にも翻訳された。 現在「DECANTER Asia Wine Awards」の日本代表審査員、日本ワインコンクール審査員、甲州エキスパート委員会副委員長を務める。児島ちとせとともにワインマリアージュサロン「@vin_de_bonheur」、IWAのマリアージュを研究するインスタグラム「@le_plaisir_de_toyama」を主宰。

(児島ちとせ)

フードクリエーター。 JSA認定ワインエキスパート、アジア初のSWE認定CSS。元ワインリテーラー。ブルゴーニュ利き酒騎士。 料理は、元「コルドンブルー東京校校長」で「マキシムドパリ東京」シェフ等を歴任したダニエル・マルタン氏を始め多くのシェフ、フードクリエーターに師事。 児島速人とともにワインマリアージュサロン「@vin_de_bonheur」、IWAのマリアージュを研究するインスタグラム「@le_plaisir_de_toyama」を主宰。

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