常に飲みごろ温度を保ってワインを楽しみたい愛好家にとって、氷水にワインボトルを浸けるタイプのボトルクーラーを使うと卓上に水が滴ったり、保冷剤で冷やすタイプのものを使えばクーラーに結露が生じたり……といった悩みがつきもの。
そこへきて、ボトルを氷水に浸けずに氷点下を保ち、かつ結露を珪藻土素材が吸収するという画期的なボトルクーラーが誕生した。それが『soilボトルクーラー』だ。
これは、soil㈱とシャープ㈱が共同開発した商品。シャープの社内ベンチャーから生まれた「TEKION LAB(テキオン ラボ)」による蓄熱技術を応用した特殊蓄冷材と、石川県金沢市で左官技術を用いた珪藻土のプロダクトを生み出すメーカーsoilとのコラボレーションで誕生した注目製品だ。
使い方はいたってシンプル。ボトルクーラー本体にセットされた脱着式蓄冷材を冷凍庫で凍らせたら、本体内側に沿ってセットし、あとはワインボトルを入れるだけ。ボトルクーラー底部が約3時間氷点下をキープする。ワインを飲む際は、ワインボトルをボトルクーラーから取り出し、グラスに注いだらボトルを本体に戻すだけ。テーブルが水でびしゃびしゃになることも、ふきんでボトルを拭く必要もなく、ワインはずっと飲みごろ温度。完全ストレスフリーである。
さらに、今年に入り発売になったのが、シャンパーニュや太めのボトルが入るようサイズがひと回り大きくなり、本体の形状にスリットを施すことでワインのエチケットが見えるようになった『soilボトルクーラースリット』だ。スリット入りのデザインでも、高性能の蓄冷材が内部を2時間以上5℃以下に保ち続けるという。
両製品ともにカラーはホワイトとブラックの2色。丸みを帯びたシルエットと、自然素材の珪藻土ならではのやさしい風合いや肌触りも魅力。ワインを囲んだ家庭のくつろいだ食卓に、ナチュラルな安らぎをそっともたらしてくれるに違いない。
問い合わせ先:soil㈱ TEL. 076 - 247 - 0346