二人の女性の友情が生み出した「アミスタ」

「エドモンド・ド・ロスチャイルド・グループ」を率いるアリアンヌ・ド・エドモンド・ロスチャイルドさんとプロヴァンスの名門「シャトー・ルービンヌ」のオーナー、ヴァレリ・ルーセルさんのコラボレーションで造られた高級プロヴァンスロゼ『アミスタ(Amistà2023)』がリリースされた。アミスタはイタリア語で友情、友好を意味する。

 「私は長い間ロゼを作りたいと思っていました。アミスタは、私と同じ価値観を共有する友人であるヴァレリ・ルーセルとの出会いから生まれました」とアリアンヌ・ド・ロスチャイルドさんは説明する。

画像1: シャトー・ルービンヌの特定区画から生まれた「アミスタ」

シャトー・ルービンヌの特定区画から生まれた「アミスタ」

ブレンド割合はグルナッシュ・ノワール35パーセント、サンソー30パーセント、シラー25パーセント、ムールヴェードル10パーセント。生産本数1万本。透明感のあるサーモン色。白い果肉の果実(白桃)やグレープフルーツのニュアンス、そして繊細な花の心地いい複雑な香りが感じられる。口に含むとしなやかで、長さがあり、柑橘系、特にグレープフルーツや柚子を思わせる味わいがある。

エドモンド・ド・ロスチャイルド・グループのワイン生産責任者、ファブリス・バンデラ氏は「アミスタ2023はシャトー・ルビーヌとのパートナーシップ3年目のヴィンテージで、これまでで最も完全な表現に達している」と説明する。

画像: パリで行われたアミスタの発表会 アリアンヌ・ド・ロスチャイルドさん(左)、ヴァレリ・ルーセルさん(右)

パリで行われたアミスタの発表会 アリアンヌ・ド・ロスチャイルドさん(左)、ヴァレリ・ルーセルさん(右)

シャトー・ルービンヌはコート・ド・プロヴァンスに18あるクリュ・クラッセの一つ。ヴァール県の中心に位置し、120ヘクタールの敷地内に72ヘクタールの一続きのブドウ畑が広がっている。1994年にヴァレリ・ルーセルさんが受け継ぎ、プロヴァンスの偉大なワインの復興に大きく貢献してきた。

10年ほど前からビオディナミ農法の試験を行い、2017年にオーガニック認証を取得。2020年には、ビオディナミ農法の「デメテール(Demeter)」の認証を得た。プロヴァンスでもとりわけ意識的な環境問題に対する取り組みが高く評価されている。「アミスタ」はこのシャトー・ルビーヌの特定の区画から生まれたもので、裏ラベルにはもちろん、ビオロジックワインの公式認証マークが付いている。

エドモンド・ド・ロスチャイルド・グループとシャトー・ルービンヌの紛れもない共同作品

画像: シャトー・ルービンヌのオーナーのヴァレリ・ルーセルさん(左)、エドモンド・ド・ロスチャイルドの醸造責任者、ファブリス・バンデラ氏(右)

シャトー・ルービンヌのオーナーのヴァレリ・ルーセルさん(左)、エドモンド・ド・ロスチャイルドの醸造責任者、ファブリス・バンデラ氏(右)

エドモンド・ド・ロスチャイルド・グループとシャトー・ルービンヌの紛れもない共同作品であるアミスタは、コンセプトから栽培区画の選択、ブレンド、熟成まで、両チームのノウハウを結集して作られている。

「私たちは理想的な日当たりと自然の排水を備えた一続きの素晴らしい斜面のテロワールを発見しました。この粘土石灰質の土壌は、ボルドーのテロワールを思い起こさせるもので、太陽の恵みを受けたプロヴァンスの土地からこれほどの新鮮さが生まれるのを見るのは驚きです。そして、ブドウ品種の多様性が複雑さをもたらしています。ブレンドでは特に、偉大なワインの特長であるバランス、繊細さ、新鮮さを強調しようと試みました」と、エドモンド・ド・ロスチャイルドの醸造責任者、ファブリス・バンデラ氏は説明する。

画像2: シャトー・ルービンヌの特定区画から生まれた「アミスタ」

シャトー・ルービンヌの特定区画から生まれた「アミスタ」

エドモンド・ロスチャイルド・グループは、スイスのジュネーブに本社を置き、金融サービスを中心とする家族経営の独立企業。15カ国に32のオフィスを持ち、日本円で約27兆円相当の資産を管理している。ワイン部門は、富裕層向けのライフスタイルに特化したホテル・レストラン経営、高級農産品の生産販売などを行うエドモンド・ド・ロスチャイルド・エリタージュ(Edmond de Rothschild Heritage)の傘下にある。ブドウ畑はボルドー(「シャトー・クラーク」「シャトー・マルメゾン」「シャトー・レ・ロレ」など)、ニュージーランド、アルゼンチン、スペイン、南アフリカなどに500ヘクタールを所有している。

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