新たなビール本の誕生。翻訳者の森本智子さんが語る、ビール醸造×ミステリー小説『ビア・マーグス』の魅力
ドイツ中世の修道院を舞台にビール醸造士の人生を描いたミステリー小説『Der Bierzauberer』を日本で翻訳出版をしたい。そんな目標を掲げて、2020年6月にクラウドファンディングを見事に成功させてから約1年。翻訳・編集が完了し、とうとう本書が発売となる。
上梓したこのタイミングで、プロジェクトの発起人であり翻訳にも携わった森本智子さんにインタビュー。本書の読みどころや楽しみ方、翻訳の苦労話をうかがった模様をお送りする。
ビール醸造所で働く語り手。ある時醸造所内で、机の引き出しに古い書物を発見する。読んでいくとそれはなんと13世紀から代々ビール醸造家に受け継がれてきた当時の醸造家に...