ドイツ「シュロス・ヨハニスベルク グリューンラック」セミナーで知る熟成リースリング
ラインガウ・リースリングの原点
ドイツ・ラインガウ地域にあるワイナリー「シュロス・ヨハニスベルク」。所有する畑の起源は817年にまでさかのぼる。皇帝ルートヴィヒ1世が所有し、また1816年にはオーストリア宰相メッテルニヒが所有者となったという記録が残されている。
銘醸地ラインガウを象徴するこのワイナリーは1720年、全畑にリースリングを植えて以来、今日までリースリングだけを栽培している。
現在の自社畑は50ヘクタール。すべて南向きで、45度の傾斜度(標高114~182メートル)にあり、日当たりの良い絶好の地だ。
シュペトレーゼ(遅摘み)の起源
シュロス・ヨハニスベルクは1775年に「シュ...