新たなジャンルのビール本
ビール醸造×歴史×ミステリー!?
ドイツ ドゥーメンスディプロムビアソムリエの資格を持ち、本誌にも寄稿している森本智子さんが、書籍を翻訳出版するためのクラウドファンディングを開始した。
この本はドイツのギュンター・テメスさんが2008年に上梓した『Der Bierzauberer(ビールの魔術師)』。タイトルからビール醸造の指南本をイメージしたが、実はこちら、ミステリー小説というから驚かされる。
ストーリーは中世ドイツの修道院を舞台に、ビールの造り手である主人公ニクラスを待ち受ける波乱万丈な人生を描いていく。ドイツではシリーズで4作出版されており、15、17、19世紀のビール醸造の歴史、昔のビールレシピ、ビール純粋令、諸...