氷見の景色を映し出す"海のワイン"
「SAYS FARM」


ワイナリードッグ、川上犬のマイコちゃんとダイチくんがお出迎え!
「氷見の町を盛り上げるためにワインを造りたい」。江戸時代から続く魚問屋の社長の弟、釣(つち)誠二氏のひと言から物語は幕を切る。2007年、耕作放棄地を切り開きブドウを植樹。最初は反対していた周囲も、その情熱に巻き込まれるようにワイン造りの夢を追い始める。
ところが、誠二氏が志半ばで病に倒れ、オープンを控えた11年春、帰らぬ人に。社長で兄の吉範氏とスタッフが遺志を受け継ぎ、その年の秋「セイズファーム」は、富山湾と立山連峰を望む小高い丘の上に誕生した。

木立の中の小径を上っていった先にショップとレストラン棟がある
しかし、無名の産地の無名のワイナリー。ワインが売れない苦難が続いた。創立メンバーの一人で栽培醸造責任者の田向(たむかい)俊氏はこう振り返る。

栽培醸造責任者の田向俊氏。入社1年目で経験ゼロのブドウ栽培とワイン造りの担当に。長野県のワイナリー「ヴィラデスト」で一から学んだ
「海から遮るものが何もないので気温が下がらず、雨も多い。決して恵まれているとはいえない気候風土ですが、栽培や醸造方法など試行錯誤を重ね、この土地を映し出すワインを探っていきました」
流した汗は実を結び、17年、日本ワインコンクールの欧州種系白ワイン部門でシャルドネが金賞を受賞。セイズファームの名と評判は一気に広まっていった。
セイズファームを語る上で欠かせないワインが、アルバリーニョだ。

『YOKAWA BLANC 2022年』(写真左)は、ワイナリーがある地域「余川」を、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョのブレンドで表現。ロゼは氷見の寒ブリに合うワインをと造られた。果実味が豊かでややボリューム感のある滋味深い味わい
「この地に合った品種を探る中、やはり海に近い新潟の『カーブドッチ』や『フェルミエ』の皆さんとの交流もあり、アルバリーニョならいけるんじゃないか、と」と田向氏。
華やかな香りとさわやかな酸味、海を感じさせるミネラル感を持つワインに仕上がった。今では「海のワイン」として不動の人気を誇る。
ワイナリーには、地元食材を使った料理が自慢のレストラン、1組限定のオーベルジュも。美しい景色と食とワイン。それが、氷見を訪れる最高の理由だ。

≪shop≫
ワインのほか、オリジナルグッズやコラボグッズ、「つりや」の海鮮加工品、農園産果実のジャムなども販売。ショップの奥には地元アーティストの作品の展示も

≪Restaurant≫
「セイズファームキッチン」では、氷見や富山など地元の新鮮な魚介類や、農園で栽培した野菜やハーブなど使った料理の数々を、ワインとともに楽しめるワインのほか、オリジナルグッズやコラボグッズ、「つりや」の海鮮加工品、農園産果実のジャムなども販売。ショップの奥には地元アーティストの作品の展示も

≪Stay≫
1日1組限定。食事はセイズファームキッチンでも、地元で食材を調達しバーベキューを楽しんでも。プライベートサウナもあり、氷見の星空を眺めながら整って
「SAYSFARM」
〒935-0061 富山県氷見市余川字北山238
TEL.0766-72-8288

オススメ立ち寄りスポットを紹介!
氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」

富山湾越しにそびえる立山連峰と、氷見市沖に浮かぶ唐島を一望できる海沿いのロケーションにあり、氷見漁港直送の魚を使った寿司、氷見うどん、氷見牛、氷見カレーなど、地元でしか味わえない料理をそろえる飲食店が並ぶ。また、新鮮な魚介類、加工食品、お菓子など、お土産品も豊富にそろい、「氷見」の食文化をとことん楽しめる。源泉掛け流しの天然温泉施設「氷見温泉郷総湯」も併設している。


「廻鮮 氷見前寿し」
ひみ番屋街内にある人気の回転寿司店。富山湾から水揚げされる「氷見前」の鮮魚、冬は「味覚の王者」と称される脂の乗った寒ブリ、春のイワシやクロダイ、夏の真アジ、マグロ、マダイなど、季節ごとの豊富な魚種を豪快でかつ繊細な握りで提供する。ネタは大ぶりで食べ応え抜群!『 立山』(立山酒造)『曙』(高澤酒造)『羽根屋』(富美菊酒造)』など、県内の酒蔵の酒も取りそろえ、富山ペアリングを楽しめる。

〒935 - 0004 富山県氷見市北大町25 - 5
TEL. 0766 - 72 - 3400
営業時間:鮮魚・物販施設/8 : 30 ~ 18 : 00、フードコート/8 : 30 ~ 18 : 00、飲食施設/11 : 00~ 18 : 00、回転寿司/ 10:00~20:00
※店舗によって営業時間は異なります

