11月1日にオンラインセミナー「これから知るべき日本のワイン産地」を開催! このセミナーでは、アジア・オセアニア最優秀ソムリエ、岩田渉さんと日本ソムリエ協会 名誉ソムリエの樋口真一郎さんのお二人をナビゲーターに迎え、「青森県の津軽」「山形県のかみのやま」「長野県の高山村と塩尻」を紹介します。先日、ナビゲーターお二人とともに、「塩尻ワイナリー」が契約するブドウ農家、山本博保さんの畑へ収穫に行ってきました!
★オンラインセミナーの詳細★
当日は『ジャパンプレミアム』『塩尻ワイナリー』の新ヴィンテージ5本を試飲しながら、今後ますます品質向上が期待される「青森県の津軽」「山形県のかみのやま」「長野県の高山村と塩尻」についてお2人に解説していただきます。
詳細は下記をご覧ください。peatixページより事前登録いただくと、抽選でワインがあたるプレゼント大会もあります!
★イベントを記念し特別セットを販売中★
①サントリージャパンプレミアム 津軽ソーヴィニヨン・ブラン 2019年
②サントリージャパンプレミアム 高山村産シャルドネ 2020年
③サントリージャパンプレミアム かみのやま産メルロ 2018年
④サントリー塩尻ワイナリー 塩尻メルロ 2017年
⑤サントリー塩尻ワイナリー 塩尻マスカット・ベーリーA ミズナラ樽熟成 2018年
新宿駅から「あずさ」に乗り、「塩尻駅」に到着! ここで「サントリー塩尻ワイナリー」篠田健太郎所長、山本博保さんとも合流です。2台の車に分かれて、いざ畑へ出発!!
車で走ること約15分。奈良井川左岸の高台、岩垂原地区にある「山本園」に到着しました。ここは標高は700m以上。「岩垂原は、日照時間が長く、また風通しも良い場所です。僕は今日、京都から来ましたが、京都はまだほんのり暖かかったけど、こっちはすがすがしい気候。このすがすがしさが、ワインに酸味を与え、また日照時間の豊富さが果実味を作ります」と話すのは、岩田さん。
畑の周りには、大きな石が。地名である「岩垂原」は地中に埋まった岩がごろごろと出てきたことに由来するそうです。
「ほら、石がごろごろ転がっているでしょ?」と話すのは、樋口さん。何度か、この「山本園」に訪れたことがあるそうです。発売中の『ワイン王国125号』の「いま知るべき日本のワイン産地」記事内でも、その印象を話してくださっています。
『畑の周りが、石だらけ。生産者の山本さんが”ゲリラ豪雨が降っても水が溜まらないくらい、水はけよい”と話していました。風通りがとてもよく、畑の中にいると、空気流れているのがわかります』
篠田所長による園内の解説の後は、山本さんによる今年のヴィンテージについての説明です。
「梅雨明けは7月中旬と早かったが、8月13日くらいから集中豪雨が続き、9月にはゲリラ豪雨も……。8月は本当に雨が多かったですね。私たちにとって雨は1番の脅威です。しかし9月中旬以降は好天に。9~10月は25℃を超えて30℃になった日もあり、小粒でよい実が実りました。収量は減るけれど、とても良いヴィンテージになると思います。1年かかって、やっと嫁に出せます。あとはサントリーさんに任せて花嫁修業ですね」とニコニコ。
説明も終わり、いざ収穫開始! 畑に入って思わず「きれい……」と感動の声が。とても美しい畑です。ブドウの樹々が等間隔に均質の太さに伸び、房の位置もそろっています。
ここで育つメルロたちが、塩尻ワイナリーのフラグシップ『岩垂原メルロ』に。
岩田さん、樋口さんも、収穫スタート。1房1房、丁寧にハサミを入れていきます。
真剣に収穫するお二人を、撮影するカメラマンさん。『ワイン王国126号』の誌面用に、よい収穫ショットを撮影しようとカメラマンさんも一生懸命です。
収穫は着々と。ブドウが詰まったカゴを、リヤカーに入れて運びます。
樋口さんが、前号のインタビューで(今号でもお話くださいました!)『「今日はてしおに育てた娘を嫁に出す日です」台車で運ぶ姿が、ヴァージンロードをあるく娘と父に見えた』とお話していたこの姿。なんだか切なくなります。
すっかり日も陰りはじめ、本日の収穫は終了です。
最後に山本さん親子と4ショットをパチリ!
この日の収穫エピソードも聞けるオンラインセミナー「これから知るべき日本のワイン産地」のオンラインセミナーは、11月1日(月)19:30~! 参加費は無料ですが、事前登録いただくと、ワインがあたるプレゼント大会も! 詳細はこちらをご覧ください。
★★おまけエピソード★
収穫の途中、「ちょっと休憩~」という山本さんの一言で、お茶タイム♪ たわわに実るブドウの下で、奥さまが作った「里芋のにっころがし」や「ほうれん草の胡麻和え」、山本さんが用意くださったブドウをいただきながら、つかの間の休憩。メルロのブドウ園を広げたいきさつやエピソードなど、トークも炸裂。