ボルドー2018年ヴィンテージレポート。4月1日から5日まで開かれた「ユニオン・デ・グラン・クリュ」(UGBC)主催による2018年ヴィンテージの試飲会の様子をリポートする
メルロが秀逸なヴィンテージ
今年も4月1日から5日まで「ユニオン・デ・グラン・クリュ」(UGBC)主催による2018年ヴィンテージの試飲会がフランス・ボルドーで開かれた。2018年のポイントは三つ、一つは冬から春までの冷たい雨、そして6月のベト病の蔓延、3つめは7月中旬から10月まで続いた乾燥した気候だ。とくに収穫期にかけて雨が降らず、生産者はブドウが完全に熟すまで待つごとができ、赤ワインにとって素晴らしい年だった。
長い生育期間によって、ブドウは完熟し、タンニンもしっかり熟した。メルロの出来栄えが秀逸で、メルロの比率や味わいをどのように表現したかがシャトーの個性につながったように感じた...