シチリア「タスカ・ダルメリータ」7代目 ルーチョ・タスカ・ダルメリータ伯爵が死去
イタリア・シチリアを代表するワイナリー「タスカ・ダルメリータ」7代目のルーチョ・タスカ・ダルメリータ伯爵が、7月25日にパレルモで亡くなりました。享年82歳でした。ご冥福をお祈りします。
ルーチョ伯爵は1940年生まれ、7代目のジュゼッペ伯爵とともに1830年から続く「テヌータ・レガレアーリ」(コンテア・ディ・スクラーファニ)でワイン事業に参画。固有品種を大切にしながらも、1970年代末から80年にかけて、シチリアに初めてシャルドネとカベルネ・ソ-ヴィニヨンの苗を持ち込み、シチリア初の国際品種によるワインの生産を成功させた。
シチリアにおけるワインの近代化に情熱を傾け、現在に至るまでシチ...