ボルドープリムール2018年リポート。毎年4月に行われるボルドープリムールリポートの第2弾。
昨秋東京で行われた試飲会「ユニオン・デ・グラン・クリュ・ド・ボルドー」では、来日したボルドーの格付けシャトーの生産者たちが「2018年は2016年以上のビックヴィンテージになるかもしれない」と口をそろえて語っていたのが印象的だった。そんな18年ヴィンテージへの期待を胸にフランスへ飛んだ。4月の18年ヴィンテージのプリムール・テイスティングに参加するためである。
「プリムール」とは「新酒」の意味で、ボルドーでは毎年春に、ワイン商や輸入業者、ジャーナリストを対象に、前年に収穫されたブドウから造られる瓶詰め前のワインのテイスティングが行われる。その評価が各シャトーのワイン市場価格に影響を与える...