シャブリの老舗メゾンが追求するビオロジック・エレガンス
「メゾン・シモネ・フェブル」が描く、テロワールの純粋な表現
シャブリ地区に拠点を置くメゾン・シモネ・フェブルは1840年の創業で、シャブリ地区で最も歴史あるメゾンとして知られている。特に、スラン川左岸のミネラル感とサリニティ、右岸の力強さという、シャブリ地区のテロワールの多様性を表現することで定評がある。CEOのポール・エスピタリエ氏は特にビオロジックワインの品揃えに注力しており、2018年ヴィンテージから本格的にスタートしたビオロジックワインは、当初の三つのキュヴェから、現在では八つのキュヴェにまで成長した。このほど、パリ16区の名門レストラン「デュカス・バカラ」で開催された試飲イベントで、シャブリ地区のテロワールから生まれたこれら八つのビオロ...