蒜山の大地がはぐくむヤマブドウの未来──ひるぜんワイナリー会長・植木啓司氏が語る40年の挑戦
岡山県真庭市・蒜山高原でヤマブドウと向き合い続けて40年。「ひるぜんワイナリー」植木啓司氏は、標高500メートルの厳しい自然環境を味方に、独自のワイン造りを進化させてきた。希少品種への挑戦、土地へのこだわり、そして未来への展望を聞いた。
蒜山高原がはぐくむヤマブドウの潜在力
岡山県最北端、蒜山高原。標高500〜600メートルの冷涼な気候は、ヤマブドウの栽培に適した数少ない地域だ。「ひるぜんワイナリー」会長・植木啓司氏は、この土地で40年以上にわたりヤマブドウと向き合ってきた。「最初は手探りでした。収穫時期も分からず、酸が強すぎるワインばかり。そこから“蒜山らしい熟度”を探る日々でした」と...