今年「オスピス・ド・ボーヌ」の競売会にかけられるキュヴェは、前年の753樽に比べ45パーセント減少の合計439.5樽
「オスピス・ド・ボーヌ」は1443年の創設で、6世紀の歴史を持つ。今は博物館となっているが1970年代に新病院が建設されるまで施療院として機能していた。ここでブドウ栽培が始まったのはジャン・ギヨット・ル・ヴェリエが1457年に最初のブドウ畑を寄付してからである。以来、患者や地域の名士たちの寄付によってドメーヌは拡大を続けてきた。
収穫後間もない新酒(プリムール)を販売するワインオークションの催しは1859年から続くもので、現在のように11月の第3日曜日に開催されるようになったのは1925年から。長い間、オスピス・ド・ボーヌの関係者が競売会を仕切ってきたが、市場の広がりに対応するために20...