赤ワインの銘産地「AOCメルキュレー」が制定100周年を迎え、記念夕食会を開催。その歴史を振り返る
ブルゴーニュ、コート・シャロネーズを代表するワイン産地「メルキュレー」がアペラシオンの権利を獲得して100年を迎えたことを記念し、3月8日、約300人の関係者が出席して記念夕食会が開催された。会場に選ばれたのはボーヌから車で15分ほど南下したサン・ルー・ジェアンジュ村にある「ドメーヌ・ド・ラベイ・ド・マジエール」。マジエール修道院の伝統を受け継ぐ催事場兼宿泊施設で、2ヘクタールの敷地内に美しい庭園と庭がある。
古代ローマ人が持ち込んだブドウ樹を使ってメルキュレーでブドウ栽培が始まったのは9世紀ころと言われているが、現在のアペラシオン・メルキュレーの歴史は1923年5月29日にシャロン・シ...