隠れた逸材 ブリュネ渓谷のシャンパーニュ「トリボー・シュロッサー」
1929年の世界恐慌は全世界に衝撃を与えた。シャンパーニュの大手メゾンにブドウを供給していた「トリボー・シュロッサー」は、それを機に家族経営のメゾン創業を決断し、今に至る。日本上陸は11年前だが、これまで秘密のベールに覆われていた。このほど来日したエクスポートディレクターのローラン・デュメニル氏が“日本におけるお披露目元年”との思いを込めてメゾンについて語った。
ルクセンブルク出身のルネ・シュロッサーがルーツのシャンパーニュメゾン「トリボー・シュロッサー」は、現在4代目が継承。兄のセバスチャンは醸造、弟のヴァランタンは栽培を担当する。彼らの手法はバリック樽、フードル樽、ステンレスタンクを...