「シャトー・アンジェリュス」ステファニー・ド・ブアール=リヴォアル社長にインタビュー。市場の見通し、格付けからの離脱理由を聞く
フランスはボルドー、サンテミリオンにある「シャトー・アンジェリュス」を訪れ、ステファニー・ド・ブアール=リヴォアル社長に2021年産の質、市場見通し、そして新しいサンテミリオンの格付けから離脱した理由などを聞いた。
――2021年産をどのように評価していますか。
「2021年産は前の三つのミレジムである2018年、2019年、2000年に比べ大変異なる。率直に言って、2021年の天候は大変難しく、複雑なものだった。そんな中で、シャトー・アンジェリュスの生産チームはトップキュヴェの『シャトー・アンジェリュス』だけでなく『カリヨン・ダンジェリュス』についても予想を超える申し分のないワインを造...