「コレージュ・デ・ベルナルダン」で開かれたフィリポナ500周年記念夕食会
メゾン「フィリポナ」は、現当主シャルル・フィリポナ氏の祖父に当たるオーギュストとピエール・フィリポナ兄弟が1910年にマルイユ・シュル・アイで創業したネゴシアン(ワイン商)だ。シャンパーニュの数あるメゾンの中で創設がそれほど古いわけではないが、オーヴィレール修道院の最後の修道院長ドン・ジャン・ロワイエが残した遺書の中に、アヴリル・ル・フィリポナと呼ばれる人物が1522年にアイとデジー村の間にある「ル・レオン」と呼ばれる畑を所有していたことが記されている。
この畑を今でもメゾン・フィリポナが所有していることから、フィリポナ家はシャンパーニュで最も古い栽培家の一つだとして1522年に大変こだ...