進化する道南エリアのワイン旅<vo2.北斗エリア>
近年ワイナリーやヴィンヤードの開業が相次ぐ北海道の道南エリア。なかでも北斗市は、行政と民間が一体となって地元産ワインによる活性化に力を入れており、この秋、新たに二つのワイナリーが完成した大注目エリアだ。道南を巡るワイン旅の2 回目は北斗市を紹介する。
北斗市は、旧上磯町と旧大野町が合併して誕生。農業と漁業の一次産業が主な産業で、特に大野平野は1685年に道内初の稲作が行われたという「北海道水田発祥の地」として知られている。
そんな大野平野の西端に位置する文月地区に今秋、ワイナリーが2軒完成した。道南ワインのキーマン「農楽蔵(のらくら)」と、新進気鋭の「ドゥエ・プンティ」だ。農楽蔵は函館市...