日本酒酵母を使用したワインが登場
『シャトー・ムートン』や『オーパス・ワン』を手掛けた経験を持ち、現在はチリでワインを造るパスカル・マーティー氏が来日。日本酒酵母を使用して造った『ぎんの雫』のお披露目が行われた。
このワインの特徴は日本酒酵母(清酒7号酵母)を使用し、低温発酵により醸造されるという点だ。通常のワイン酵母の場合、12℃程度で発酵が行われるが、日本酒酵母だと10℃以下でも発酵が起こる。そして100日間という長時間かけて発酵が進むという。タンク内では大量のオリが発生し、このオリがタンク内を回遊するため自然にバトナージュ(攪拌)されるかのような効果が表れる。2018年はソーヴィニヨン・ブランのみ、2019年はシャ...