「歴史をつないでいく、先人から次の世代へ」マンズワイン小諸ワイナリー
 日本ワインの銘醸地、長野県の千曲川ワインバレー。中でも長い歴史を紡ぎ、この地のワイン造りを牽引してきたのが「マンズワイン小諸ワイナリー」だ。畑を、ワインを担う造り手の「声」を聞く
「マンズワイン小諸ワイナリー」訪ねると、栽培・醸造責任者の西畑徹平氏が、3本のワインと1本のブランデーを用意して迎えてくれた。
「『歴史をつなぐ』。このワインとブランデーには、先人たちの思いと、僕たちの決意が込められているのです」
1971年、マンズワインは長野県の上田から小諸にかけて広がる「千曲川ワインバレー」に、農家と協業して畑を切り拓き、2年後にワイナリーを開設した。当時、栽培されていたブドウの多くは県の...