ワイン王国

伝統と卓越性、「時間」がもたらす、カバの奥深さ

スペインの豊かな風土と長い熟成によって育まれる、カバとハモンセラーノ。日本では2024年から両者の共同キャンペーンが展開されており、その一環として「D.O.CAVAプロフェッショナル向けマスタークラス」が開催された。講師を務めたのは、カバに造詣が深いソムリエの菊池貴行氏と森本知佐子さん。長期熟成のカテゴリー「カバ・デ・グアルダ・スーペリオール」のカバを試飲しながら、その魅力を解説した。瓶内2次発酵によって造られるカバは、スペインで唯一原産地呼称が認められている高品質なスパークリングワインだ。マカべオ、チャレッロ、パレリャーダといったスペイン固有の品種がフルーティーな香りと程よい酸を、...

Mie NAMBA @ ワイン王国

ニュースイベントコラム WKマガジンスペインスパークリングワイン

マンダリンオリエンタル東京・ワインプログラム2025 9月27日は「スパイス×ワイン」を開催

「マンダリンオリエンタル東京」は1年を通してワインプログラムを開催している。第10回目の開催となる今回は「Exceptional（エクセプショナル）」をテーマに掲げた。豊富な専門知識と経験を持つソムリエチームが厳選したワインと珠玉の料理とのマリアージュを提供する。 9月27日は2階インターナショナルダイニング「ヴェンタリオ」で「スパイス×ワイン」を実施した。ヴェンタリオの料理長のヴィンセント・ワン氏が手がける豊かな風味と彩りに満ちたスパイス料理と、ソムリエチームが厳選したワインのマリアージュが味覚の冒険に誘う。 2品目のペアリングワインは『ロンコセヴェロリボッラジャッラフ...

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

ニュースイベントソムリエ

新オーナー、サスキア・ド・ロスチャイルド氏が描く「ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル」の新時代

2024年5月19日、シャブリの名門ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴルで、オーガニック認証後初の2023年産を紹介する試飲会が開催された。この試飲会には、2024年1月に、フランソワ・ピノー・グループからドメーヌ・ウィリアム・フェーヴルを買収したドメーヌ・バロン・ド・ロスチャイルド・ラフィットの当主サスキア・ド・ロスチャイルド氏がボルドーから駆けつけ同席した。 2023年ヴィンテージ：試練を乗り越えた“予想外”のミレジムディレクターとして引き続きドメーヌを率いるディディエ・セギエ氏は、2023年産について「予想外のミレジム、まさにドラマティックな年だった」と振り返る。穏やかな冬の後、4...

Toshio MATSUURA（Paris） @ ワイン王国

ニュースイベントフランスワイン産地シャブリ

10月15日～「京香」（郡山市）ワイン会「和食×日本わいん」開催

創業明治7年、郡山市の老舗日本料理店「京香」では、和食と日本ワインのマリアージュを楽しむワイン会を開催する。第8回を迎える人気のワイン会、創業140年を迎えた昨年は充電期間としてお休みし、2年ぶりの開催となった。テーマは「伝統と革新」。伝統を守りつつ、感性に響くマリアージュを追求している。秋の特別コース料理に、日本ワインを代表する「マンズワイン」のプレミアムワイン『ソラリス』を含む５アイテムを厳選して提供する。「勝沼からは日本古来の甲州を近代的なシャルマ方式で仕上げた『酵母の泡ブリュット』と、温故知新に醸造家の感性が共鳴した『ガーベラ』。小諸からは『ソラリス』のシャルドネ、メル...

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

イベントフードペアリング和食日本ワイン

「ミシュランガイド東京2026」セレクション発表会を開催！新三つ星1軒、新二つ星3軒、新一つ星14軒

日本ミシュランタイヤは9月25日に行ったミシュランガイドセレモニーにて「ミシュランガイド東京2026」の全セレクションを発表した。今回新たに新三つ星を獲得したのは「明寂」(日本料理)。新二つ星は「西麻布鮨真」(寿司)、「伯雲」(日本料理)、「炎水」(日本料理)の3軒。新「ビブグルマン」となった「ナイトマーケット」は東南アジア料理として初登場。これにより、料理カテゴリーは37種となった。新「ミシュラングリーンスター」には「トワヴィザージュ」(フランス料理)が選ばれ、持続可能なガストロミーの注力するレストランは13軒となった。これにより、世界で最も「ミシュラングリーンスター」の多い...

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

ニュースイベントミシュラン

厳選ワインと特典満載「シャトー・メルシャン　プレステージ・パスポート2025-2026」

毎年人気を集める「シャトー・メルシャンプレステージ・パスポート」の2025-2026年版が、受付をスタート！シャトー・メルシャンが誇る厳選ワインを年4回に分けて届ける、ワインラヴァーにとって待望の1年間定期コースだ。今回用意されたのは二つのコース。赤ワインのみを堪能できる「深紅（shinku）コース」と、赤・白・ロゼをバランスよく味わえる「彩韻（saiin）コース」。いずれも限定250セットという希少なプログラム。パスポート会員には、ワインの定期配送にとどまらない特典が待っている。ワイナリーでのサンクスデーやイベントへの先行案内・優待価格、ワインメーカーによる解説動画配信、さらに...

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

イベントニュース日本日本ワインシャトーメルシャン

シャトー・メイネ、400年の歴史を味わう特別試飲ディナーを開催

ボルドー、サン・テステフの地で400年という長大な歴史を刻んできたシャトー・メイネが歴史的な節目を祝うため、シャトー・メイネを初めとするボルドーの格付けシャトーを傘下に持つ『クレディ・アグリコール・グラン・クリュ』（（CA Grands Crus））の執行役員で、シャトー・メイネのディレクター兼醸造責任者のアン・ル・ナウールさんが特別な晩餐会を催した。この夜の主役は、１世紀前の1928年6月22日に同シャトーで供されたメニューをミシュランの一つ星シェフ、ヴィヴィアン・デュラン氏が現代的な感性で再解釈した料理の数々。そして、これに合わせて、アンヌ・ル・ナウールさんが、ボルドーのいくつかのシ...

Toshio MATSUURA（Paris） @ ワイン王国

フランスボルドーシャトー・メイネ

『今日もワインの香りがするほうへ』〜WKLibraryお勧めブックガイド〜

かつてビール派だった著者が仕事で訪れたニュージーランドのレストランで、偶然口にした一杯の白ワイン。衝撃を受けたその瞬間から、20年以上にわたって世界各地のワインを追い求める旅が始まった。本書には初心者でも楽しめるワインの選び方をはじめ、料理との絶妙なマリアージュ、ワインを通じて広がる人との繋がりや喜び、かけがえのない体験を丁寧な筆致で紹介している。読み進めることで、ワインがもたらす新しい世界と人生の豊かさを追体験できるだろう。今日もワインの香りがするほうへ著者／坂元康宏編集協力／坂元雅子監修／落合将充、落合佳代子幻冬舎メディアコンサルティング本体価格／1463円（税込） ...

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

ニュース本・雑誌

『大日本山梨葡萄酒会社論攷』〜WKLibraryお勧めブックガイド〜

日本初の民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」と、山梨県甲州市におけるブドウ栽培、ワイン醸造の歩みをまとめた1冊。同社は、江戸時代からブドウの産地として知られていた山梨県祝村（現在の甲州市勝沼町）に設立された。ブドウにまつわる伝説や会社の経営、醸造法や醸造具まで、幅広いテーマが語られる。甲州市塩山に生まれ、山梨県埋蔵文化財センター所長を勤め上げた生粋の山梨県人である著者がつづる、日本ワインの歴史。大日本山梨葡萄酒会社論攷著者／小野正文東京図書出版本体価格／1540円（税込） Amazon.co.jp

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

ニュース本・雑誌日本山梨県

『南フランスの文化・地域社会と産業　ー太陽と健康のテロワールー』〜WKLibraryお勧めブックガイド〜

温暖な太陽の光の下で、健康と長寿の社会を築いている南フランスについての随筆集。1997年～98年の古都エクス・アン・プロヴァンス滞在、2005年～06年のモンペリエ滞在を中心に、生活体験、名所巡り、企業訪問・インタビューに基づいて綴られ、現存する世界最古の映画館「エデン・シアター」から南仏ワインまで幅広く紹介。のんびりした南仏のおおらかさも伝わってくる。手作り動画や写真集、ブログなども連動した現代らしい表現方法も興味深い。南フランスの文化・地域社会と産業太陽と健康のテロワール著者／亀井克之関西大学出版部本体価格／2970円（税込）南フランスの文化・地域社会と産業―太陽と健康...

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

ニュース本・雑誌フランス

『イタリア食紀行　南北1200キロの農山漁村と郷土料理』〜WKLibraryお勧めブックガイド〜

多様性が魅力のイタリアは、料理の味わいだけでなく「隣町に行けば言葉もパスタも変わる――」。地域ごとの風土や歴史に根ざした食材、伝統的な調理方法が受け継がれているのだ。著者はイタリアの北から南、島々までを巡り〝ポベラッチャ（貧乏食）〟の知恵を足と舌で探る。またアグリツーリズムや有機農業、スローフード運動など、地域再生のソーシャル・イノベーションにも注目。人口減少が進む日本の地方にとっても有益なヒントが満載だ。写真も多数掲載。イタリア食紀行南北1200キロの農山漁村と郷土料理著者／大石尚子中公新書本体価格／1210円（税込） Amazon.co.jp

ワイン王国編集部 @ ワイン王国

ニュース本・雑誌イタリア

大阪万博で注目のアルザスワイン「ドメーヌ・ヴンシュ・エ・マン」「ドメーヌ・セリーヌ・メッツ」

今年、大阪・関西万博のメインスポンサーに選ばれたこともあり、アルザスワインが話題になっている。６月にアルザスを訪れた際、ストラスブールから15キロメートルほど下ったバレスハイム村のレストラン「オ・ブッフ」で「ドメーヌ・ヴンシュ・エ・マン」のティエリー・マン氏と「ドメーヌ・セリーヌ・メッツ」のセリーヌ・メッツさんと夕食をともにしながら、両ドメーヌのワインを試飲した。ドメーヌ・ヴンシュ・エ・マン（Domaine Wunsch & Mann）コルマール近郊のヴェッテルスハイムに拠点を置く「ドメーヌ・ヴンシュ・エ・マン」は1948年に現当主のティエリー・マン氏の曾祖父ヴンシュ氏と祖父マン氏に...

Toshio MATSUURA（Paris） @ ワイン王国

ニュースワイン産地フランスアルザス

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伝統と卓越性、「時間」がもたらす、カバの奥深さ

マンダリンオリエンタル東京・ワインプログラム2025 9月27日は「スパイス×ワイン」を開催

新オーナー、サスキア・ド・ロスチャイルド氏が描く「ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル」の新時代

10月15日～「京香」（郡山市）ワイン会「和食×日本わいん」開催

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厳選ワインと特典満載「シャトー・メルシャン　プレステージ・パスポート2025-2026」

シャトー・メイネ、400年の歴史を味わう特別試飲ディナーを開催

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